京都に住んでいると、京町屋の価値とかが解らなくなります。
小学生の時、友人の家が文化財に登録されそうになりました。
大変古い建物で、まさに京町屋。
土間や井戸もあり、蔵まであるザ・町屋でしたが、文化財に登録されると、建て替えることも出来なくなり、売ることも出来なくなるということで、急いで取り壊してました。
そんな理由で文化財に指定されそうなくらい立派な京町屋は取り壊されました。
重要な文化財と言えども、そこで暮らす友人の家族にとっては、今後の生活や財産を左右する問題。
いまなら高く売れそうとか思うけど、そもそも売ることが出来なくなる法律ってどうなんでしょう。
そしていま思うのは、京町屋の何がいいのか?
さっぱりわからない。
古いものがいいというのは価値観かも知れませんが、ほとんどの町屋はリノベーションされている。
そのリノベーションされた町屋、町屋というより町屋風の家に価値があるんでしょうかね。
おしゃれだとか、今風だとかで住む家を決めていいものなのか、不思議に思います。
京町屋の何がいいのかは、京都に住む人は気がつかないものなのかもしれませんね。